「宮本選手、同志社に来る!!」(完全版) 2002年7月9日(火)


「日本が誇る頭脳派DF」として活躍するOB、宮本恒靖選手が講演会に訪れた。彼の来校によって、同志社大学はまたとない熱気に包まれていた。

彼のプレーに魅了されたサッカーファンからあのフェイスガードの裏に隠された素顔を見てみたいという学生まで、多くの人が会場となった知真館101教室に押しかけた。




■...登場
予定の開始時刻を三十分程過ぎた頃。
係の人の動きも激しくなり、いよいよその時は近づいているようだった。

会場の電気が一斉に消える。最高潮に達した観客からは宮本コールが沸き起こったが、扉が開けて登場したのは宮本選手ではなく係のおじさんだった。
「凄い人なので、今、通路(宮本選手が通ると思われる)を開けている所です。
少々お待ち下さい」



■遂に......
待つこと数分。
会場の外で待ち構えていた学生から黄色い声が上がると共に、一斉にフラッシュがたかれた。
すりガラス越しに見えるフラッシュに会場内のざわつきは再び宮本コールに変わり、ファンの悲鳴の様な歓声の中、今度こそ本物の宮本選手が登場した。

白いシャツ、ジーパン、手には同志社うちわというラフな格好で現れた宮本選手は軽く頭を下げると席についた。
今回の講演会は体育の古川先生との対談方式で行われ、会場となった101教室の様子は201教室に中継された。

最初に、久々に訪れた田辺キャンパスの印象を尋ねられると、
「今日は暑い中ありがとう。六年前、この教室の後ろの方に座って勉強していた事
を思い出します」と答えた。
第一声と共に両教室から再び大きな歓声が上がり、遂に講演会はスタートした。




■フェイスガード
今現在のフェイスガードの行方を尋ねられると、
「松下の商品説明会に出展されています。でも暫くしたら僕の手元に戻ってくるので記念に取っておきます」と答えた。

■交換した後のユニフォーム
古川先生:「交換したユニフォームはどうするの?」との問いに。
宮本選手:「それは、洗うか、洗わないかということ?」
真顔でさらりと言ったギャグに会場が揺れる。
古川先生:「飾るとか...」
宮本選手:「だいたい家の押入れの奥に埋まってますね」
古川先生:「(もったいない!)僕の押入れあいてますんで!」

■ワールドカップで感じたこと
ロシアに対して「冷たい」印象を持ったという。
ロシア戦の後、主力選手のカルピン選手にユニフォーム交換を申し出たけれど、あっさり断られたというエピソードも話してくれた。だが、後にロシア国内で起こった暴動を見ると選手の真剣さも理解できたという。サッカーを通じてその国の民族性を強く感じたと語った。

試合で実際にやってみて「違う」と思うことも結構あるそうだ。
特に違いと感じたのはレフェリーのファールの基準で、「ファールをとられた」と思っても実際は取られずにすんで救われた時もあったそうだ。
「日本にも世界基準のレフェリーが必要だ」
「レフェリーの判断が間違っていると思ったら抗議するが、まぁ、諦めている。」
とも語った。
レフェリーの問題から自然に戸田選手の話へと移る。
宮本選手:「戸田は「あれ(抗議の時)はわざと興奮しているんだ」と言うけど、僕から見たら、あれは普通に興奮しているので(冷や冷やしながら)審判の間に入るんです。」
と苦笑しながら答えた。

■ワールドカップの日本の熱狂について
ワールドカップの熱狂振りに、宮本選手自身も驚いたそうだ。
「始まるまでの3・4・5月は阪神の話題ばかりだったので、『ワールドカップは?』と思っていましたけど......」
この熱狂ぶりがプレッシャーとなった時もあったそうだ。
「予選を突破しなければ、日本のサッカーの火を消してしまうかもしれない」
そんな思いがあった。
しかし、試合の入場行進の時には、ポジティブな気持ちで臨めたと言っていた。

■印象に残った試合
ワールドカップで一番印象に残った試合は「イタリア×メキシコ」。
(ちなみに、この試合はご飯を食べにいって、食べながらみたそうだ)
中でも、「デル・ピエロ選手の同点ゴールがカッコよかった」と言っていた。

■試合前の○○
試合前はウォームアップの順番をいつも同じにして縁起担ぎをしているそうだ。
「これから開催されるJリーグに向けて、一日一日を大事にしたい。サッカーをワールドカップで知った人、TVでしか見たことがない人はぜひグラウンドに行って、テレビでは分からない面白いサッカーを見てください」
古川先生:「ガンバ戦を見に行くことが宮本選手を応援することになります。次のガンバ戦は21日です。みんなで見に行きましょう!」



■宮本選手の様子+α
講演会での宮本選手の様子は、話始めは少し緊張している様子だった。
しかし、講演会が進むにつれ、ギャグを飛ばすことも多くなった。
「ベルギー戦に負けて...いや負けてないわ」と言う場面や、
古川先生:「語学が堪能なので、FIFAの会長になれば?」
古川先生:「私が推薦しますよ!」
宮本選手:「無理です」と絶妙なタイミングで切り替えす様子は傑作であった。


質問に答える宮本選手の様子は落ち着いていて、一言一言、丁寧に質問に答えている様子は、まるで思索する哲学者のようだった。
質問は事前にメールで募集され、会場からの質問には応じないことになっていたが、ときたま客席から起こる質問に対して関西弁で応じる場面もあった。

■最後に
約1時間にわたる講演会の最後、宮本選手は「Jリーグが始まるので1日1日を大事にして頑張ろうと思います。集まってくれた人、ありがとう。」
と感謝の言葉を残し、花束を受け取り、宮本コールの中興奮の101教室を後にした。

サッカーを通して彼が与えた影響もさることながら、この講演会を通じて「宮本恒靖」個人が同大生に与えた影響は計り知れない。


※著作権の問題から宮本選手の写真を掲載することはできませんでした。


講演会の様子「突撃インタビュー!」


この人が一番前に並んだ宮本選手大ファンのO君!

今日は3時に寝たにも関わらず5時に起き、7時から並んでいたというツワモノ!

「宮本選手、次のワールドカップにも出て、是非優勝して下さい!」



看板は30分で作りました〜

やたがらすを書くのが大変だったぁ!

宮本選手、夢をありがとう!




宮本選手大ファンです!子供に聞いてかけつけました!

高校生の友達に聞いて来ました!


なんと!フェイスガードの制作時間は3時間。

飛ぶことで同じ時間を過ごしたい!

ベスト16を飛び越えろ!との思いを込めて宮本選手に一言

「一緒に縄跳びがしたい!」




ドイツで会おう!

もっと大きな教室でみんなで盛り上がりたかった!


2時間目から並んでました!

自作のフェイスガードです!

宮本選手〜握手してください〜!

 



アジアユース時代からのファンです!これからもずっと頑張ってください!

是非見たいなと思って。これからも精一杯頑張って下さい!



1時間かけて丁寧に作りました!

「宮」に空けたハートは難しかったけど、思いを込めてあけました。

 



ずっとファンでした!ジーコに気に入られてください!

ユースの頃からファンです!ハゲないように頑張ってください!


インタビューにご協力いただきありがとうございました

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