| 性病になってしまったのですが、どうしたらいいのでしょう。 | |
| 性病の種類によりますが、早めに泌尿器関係の病院に行った方がいいですよ。クラミジアなどは初期症状がなく、分かった時には手後れというケースが多いです。特に女性の場合は妊娠できない状態に陥る事も多々あります。性病の多くは服薬等の治療方法で治癒します。感染状態を放置すればそればけ治癒への道のりは遠くなります。早めの治療をおすすめしま す。同志社の医療室に一度相談してみるのも手ですよ。 |
| クラミジアって何? | |
| クラミジアは肺などににも感染しますが、今回は「性器クラミジア感染症(Genital chlamydial infection)」についてお話し致します。GCIは世界的に蔓延している性感染症で欧米では健常男性の1〜7%、女子では5〜20%が無症状ないし軽微症状感染があるといわれています。また、アメリカ成人一般集団での抗体保有率は10%台と言われています。我が国では 1987年からの感染症サーベイランス調査では、クラミジアは淋病の次に多く報告されています。 感染源は、ヒト以外の自然感染は見られません。伝播様式は性交です。潜伏期間2日ないし6週間(通常10〜12日)と言われています。治療法は有効薬が開発されており治癒が望めますが、感染悪化を放置した場合は治癒が難しくなります。予防は、尿道分泌液で汚染された下着類の取り扱いの注意や性交回避が重要です。 何にしても早期診断・治療が最重要です。今の若い女性の間ではクラミジアが蔓延状態になりつつあります。みなさんのパートナーにも、しっかりとした性感染症の知識を持つようにすすめてください。それが予防の第一歩だと思います。 |
| 梅毒について | |
| 梅毒は世界中に広く分布している性感染症です。我が国では1948年に約216600件にも及ぶ届け出がありました。しかし、公衆衛生と医療の向上により年間届で数は激減しました。現在、本症は若者層に多く見受けられ梅毒の病原体はヒトのみに宿る梅毒トレポネーマで、ヒトの唾液、精液、血液、膣分泌物などから感染します。潜伏期は10〜90日、通常3週間です。 治療方法は確立されているので完治します。しかし、感染状態を放置すると死亡します。特に、妊娠中は胎児にも感染させる恐れがあります(胎児の先天梅毒の危険性)。早めの治療をおすすめします。完治するまで性交渉はひかえたほうが感染拡大を防ぐと思われます。 |
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性病は口内感染する? |
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| 口内感染はあります。ただ梅毒のように性病性のものとそうでないものがあります。一般的に「性病梅毒」性器周辺および口腔内で病巣をつくりますが、サハラ、アラブ、カラハリで見ら れる「地方病性梅毒(Bejelベジュル)」は非性病性の梅毒です。つまり、梅毒の病原体「梅毒トレポネーマ」が性器に感染すると「性病」になるのです。もし性病の男性の性器を女性が口腔内に入れて感染した場合、梅毒では性病ではありません。ついでにエイズも性病ではありません。 |
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性病は死に至る? |
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| 性感染症には、梅毒、淋病、性器クラミジア感染症、性器ヘルペス、非淋菌性尿道炎、軟性下痢、そけいリンパ肉芽腫症などがあり、どれも感染を放置していると死に至ります(自己完治の場合もあると思いますがそう簡単なものではないと思います)。 |
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STDの略について |
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| STDは「Sexually transmitted diseases」の略で性感染症のことです。 一般的に性病とは、主として性行為を介して、直接ヒトからヒトへ病原微生物が伝播する感染症の総称のことです。STDという名称は、従来の「Venereal diseases」に替わり、感染経路 を明示した用語であり、近時WHO始め欧米で用いられています。 上記の定義に合致した感染症は、トリコモナス症、カンジタ症、梅毒など20以上あります。 |
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インポでも子作りできるのか? |
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| まずインポテンス(impotence)について書いておきたいと思います。インポテンスは日本語で「(性交)不能(症)apareunia」といい、男性が性交能力を欠くものです。陰茎の勃起不全と
ほぼ同義的に用いられています。原因的に「心因性インポテンス」と「器質的インポテンス」に分けられます。 前者は性行為に伴う罪の意識や、前回の性行為の失敗からくる不安、自信喪失などのほか、身辺の不幸など種々の心理的抑制のために勃起不全となるものです。一方、後者は極端
な尿道下裂に伴う陰茎弯曲による挿入不能、陰茎折症、持続勃起症の後遺症としての勃起障害、勃起を支配する神経路の損傷(骨盤腔内手術、脊髄損傷)、陰茎への血行障害(動脈閉塞、老人性変化)などに起因する勃起不能があります。心因性と器質性の鑑別診断が重要で前者は治癒率も高いです。
では「インポテンスでも子どもを作れるか?」というと、インポテンスと子どもを作ることはあまり関係ありません。むしろ重要なのは精子が生きているかどうかです。しかし、性器が勃起し ないため性交ができなず、女性を満足させられない、という精神的な悩みが男性側にはあるかもしれません。性器を勃起させるための手術を「男性再建手術」といいます。白井将文博士が考案したもので、これはいつも勃起状態になっています。また、1973年にスコット博士は、必要時に勃起させる装置を考案しました。これは海綿体内に入れる円筒、この円筒をみたす液体60ccをためるタンク、およびポンプの三つからなっています。ポンプは右陰嚢皮下に埋め込んで使用し ます。必要時にポンプで海綿体内の円筒にタンクから液体を送り込み、性器を勃起状態にさせるというものです。 何にせよ、男性にとっては重要なことであることは確かなので、軽はずみな冷やかしはやめ、理解を持つことが大切です。 |
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包茎手術に保険はきくのか? |
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| 真性包茎の場合は、保険がききます。でも、仮性包茎(指でむける場合)は、保険はきかず、全額自己負担となります。費用は、仮性包茎で10万円、真性包茎で15万円ぐらいが相場かもしれません。包茎手術は麻酔を使用しますので痛みもなく、入院の必要もありません。大体30分以内で終了する手術ですから、術後、学校にも来れます。性交渉は、術後3週間ぐらいは控えたほうがいいです。また、術後1週間は傷口を濡らさない様に入浴する必要があります。 手術は専門医と充分相談した上で行なうといいです。また、女性側の理解も必要だと思います。 |
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コンドームを口の中に入れると体に悪いか? |
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| コンドームそれ自体は無害ですが、現在販売されているコンドームには表面にゼリー状の液体を塗ってある物が多いです。このゼリー状の物質が絶対に無害というものかはわかりませんが、あまり口の中に入れるのはおすすめできないと思います。特に口内に傷がある時は控えた方が良いと思います。 |
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精子は飲めるのか? |
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| 精子が体内に入ったとしても害はありません。しかし、感染症の立場から見ると精液(精子を含む)を口から体内に入れるのは問題がありますので、控えた方が良いと思います。 |
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大学生の避妊意識について |
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大学生の避妊意識において、コンドームが避妊で有効であることの認識は高いようです。しかし、男性側が「コンドームをつけたくない」というと女性は断りきれない傾向があるようです。 また、女性がコンドームを常備することも抵抗があるようです。男性側は性交渉でのコンドーム使用を面倒に思う比率が高いようです。昨年、経口避妊薬(ピル)が解禁されましたが、男女共にピルに対する知識不足があったとのことです。 これは、“荒川長巳・渡辺基・野津有司「大学生において経口避妊薬(ピル)解禁がHIV感染に及ぼす影響」(日本公衆衛生学会)日本公衆衛生雑誌、第46巻第3号、p204-215、1999” を参考にしています。性交渉は男女の相違がないことが大切と思いますよ。 (財)日本公衆衛生協会 http://www.jpha.or.jp/ |
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荻野式避妊法について |
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荻野久作博士が考案したものです。排卵および排卵後黄体の寿命についての荻野説に加えて、卵子の受精能力は排卵後1日以内、精子の受精能力期間は3日であることから、受胎可能の期間としての予定月経前19〜12日の8日間を禁欲することによって避妊を図る方法です。予定月経周期は変動するので、実際上は1年間月経を正確に記録して、その最小周期と最大周期を求め、次の公式に当てはめて各自の禁欲日(受胎期)を決める必要があります。
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