医学部について
 

まず医師への道を簡単に説明します(学校により多少変わります)。
(1) 入学(2年生まで基本科目、一般大学と変わりません)
(2) 4年生(かなり専門的になってきます)
(3) 5年生(病院実習あり)
(4) 6年生(国家試験勉強)
(5) 卒業(医師免許取得「医学学士」)
(6) 一般病院へ(研修医)→数年
  または大学院進学(院生研修医)→3年で卒業すれば「医学博士」の学位が授与されます
(7)学会などの専門医認定試験を受け専門医になる(ここでやっと一人前の仲間入り)

 一人前になるまで多くの時間と資金が必要です。私学は入学金で1000万円を超えるのは当たり前です。2年生からは350万円ぐらいです。国立は安いですが、教科書が1冊2〜3万円 は当たり前でこれが何冊もあり6年間つづくわけです。かなりのお金がかかります。お金がかからないのは自治医科大学と防衛医科大学校です。両校とも学費は無料ですが、卒業後、 指定された環境のもとで仕事をしなくてはなりません。慶應義塾大学医学部は私立の中でも一年目350万円ぐらいで安いと聞いています。
 また、今は大学院に進学するのが普通になり大学院のお金もかかります。医学博士でなければ開業できないというウワサもあります。アメリカに留学する人も多いです。開業には専攻 によりますが億単位のお金が必要です。 医学部は6年の期間で卒業できるのは入学生の6〜7割といわれます。留年すればそれだけお金がいります。入ってからは毎日勉強漬けです。遊べるのは2年生までかな。友人と会っても医学の話ばかりになります。 また、やはり派閥があり内部でもゴタゴタやっています。派閥抗争に巻き込まれ大学院に進学できなかった人や学位がもらえなかった人は多いと思います。結構、ドロドロしてますよ。 そんな中で生きていかなくてはいけません。勿論、理想に燃えている人はいます。

  ただお金もうけがしたい、地位がある、かっこいいなどという理由で選ぶことはやめてほしいです。本当に何か理想がなければ勉強がつまらなくなると思いますよ。 また、今では一度大学を出て学士号入学で医学部に入ってくる人も多いです。学士入学の枠を設けている大学もあります。20歳代の学生が少ないところもあるそうです。ゆっくり考えてもいいかもしれませんね。文部省では一般大学卒業者が医師になる専門学校、アメリカでいう「メディカルスクール」を設立する話が出ているそうです。実は私の知人の中にも同志社大学出身の医師がいます。彼は確か法学部出身だったと思います。 また、大学の偏差値が高いからといって国家試験の合格率が高いということはまったくありません。東大だろうが名もない医学部であろうが関係ないので偏差値で大学を選ぶのはやめた方がいいと思います。その大学に専門性、教員、病院施設などで選んだ方がいいと思います。 なんか偉そうなことを書いてしまい本当にすみません。京大病院はいい部局を持っているので専門性を磨くにはいい大学ですよ(体験談)。


 精神科にいる人は医者なの?
 

精神科にいる人が皆さん医師とは限りません。中には臨床心理士や心理カウンセラーなどの方がいるかもしれません。ただ、「精神科医」と名乗れるのは医師の免許を取得している人 だけです。


 医大の大学院は医者じゃないと入れないのか?
 

まず、医大の大学院の概要について、私の知ってる範囲でお答えしたいと思います。 6年間の医学部を卒業した後、大学院に進学した時、ここは一般大学院でいう、博士課程(後期)になります。3年で卒業すると「医学博士」の学位が授与されます。
では、一般大学卒業の方が医大の大学院に入学できるか?というと、これは大学によって入学資格が異なり何ともいえません。中には、「医師、歯科医師、獣医師の免許が必要」とい う大学院も存在します。でも、慶應義塾大学大学院医学研究科などは社会医学系研究室に限り、一般大学院卒業者でも入学できる仕組みになっているそうです。また、慶應は医科学研究科(修士課程)も設置されていて、一般大学の人も多く入学されているそうです。 ただし、大学院を卒業して「医学博士」の学位を取得しても「医師国家試験の受験資格」は与えられませんし、医師になることもできません。それには、6年間の学部課程を卒業しなくてはいけないのです。また、大学院に入学する時はある程度の医学的知識が求められるので、その辺りの勉強をしておいた方が無難だと思いますよ。また、受験する前に下調べを充分にしておいた方がいいと思いますよ。

慶應義塾大学大学院 医学研究科 http://www.med.keio.ac.jp/med-index-jp.html


 女性の医師について−女性だからハンデとかある?
 

近年、女医さんの数は増えています。一昔前まで、産婦人科に多くの人が専門を置いていましたが、私の知る限り今では様々な分野で女医さんが活躍しています。また、今では「女医」という言い方はあまりしません。男性でも女性でも「医師」と呼び、男女分けをしないようにしています。 現場では、女の人だからと言ってハンデになることは私の知る限りではありません。必要なのは知識と技術と経験だと感じます。知識には医学的な知識の他に様々な領域の知識が必要です。私がアメリカで勉強していたときは「宗教学」が必修でした。ちなみに日本初の公認女医さんは荻野吟子さんです(1885年(M18))。

荻野吟子の生涯 http://www.town.setana.hokkaido.jp/k12.htm


 どうして医者は金持ちなのか?
 

「医師は高給取り」というイメージがあります。確かに専門紙の求人欄を見ますと「外科専門医求む 年収2000万円以上」なんていうモノが目につきます。どうしてこんなに高給なのかは 様々な要因があると思いますが、逆に研究の為の出費も多く若いうちはお金が無く苦労することが多いです。私が言えることは「個人の実力次第」という感じがします。


 看護婦は医者と結婚する率は高いのか?
 

これは私にはわかりません。ただ、一日の大半を同じ職場で過ごすわけですから恋におちる確立も高いかもしれませね。ただ、これは個人的な問題で医師、看護婦という肩書きは関係ないかもしれませんね。私は、整形外科の看護婦さんがよく患者さんと付き合うというウワサを聞いたことがありますよ。


 手術のお礼金の相場はいくらぐらいか?
 

私の私見ではお礼金には反対です。医師は手術を行なえばそれに相当した報酬を受けています。手術は患者さんと医療スタッフの対等な立場なもので、お礼金を渡さないと駄目とか、 お礼金をもらえないと手を抜く医師はプロとは言えないと思います。病院ではお礼金を禁止する所もあります。相場は私にはよくわかりません。


 医師の食生活について
 

若い勤務医の生活のリズムは最悪です。休みの日は決まっていませんし、大勢の患者さんが入った時は一日中立ちぱなしです。疲れははじめ市販の栄養ドリンクでごまかし、効き目がなくなれば医療用に頼ります。それでも駄目なら休みの日まで耐えるのみです。 食生活は体を支える大切なものなので、一日三食きっちりとります。夜食はラーメンや油ものを控え、さっぱりなのもを食べるように心がけています。また、水分を豊富にとります(コーヒーやジュース以外のもの)。 若い時は無理もできますが、もしも体調を壊したときに一番困るのは患者さんです。自分一人の体ではないことを自覚し責任を持つことが大切だと考えています。 皆さんもあまり無理をしない程度に生活をしましょう。歳をとるとガタがきますよ。


 女子医大生は誰と付き合うのか?
 

私の知るかぎり一般大学と変わらないと思いますよ。


 女医に美人は多いのか?
 

美人かどうかは個人の美的感覚(価値観)により違うと思いますので私にはわかりません。ただ、私の私見ですが、医師は外見の美しさよりも心の中の方が重要だと思います。


 女医は誰と結婚するのか?
 

これも一般の人と変わらないと思いますが、私の周りには学生時代からの付き合いで、恋愛結婚をする人がいますので、もしかしたら医師同士という確立も高いかもしれませんね。


 医者は一度なると一生できるのか?
 

基本的に弁護士資格と同様、一度国家試験に通ると一生医師の仕事ができます。ただ、日本の医師免許は日本でしか通用しません。アメリカなどで医療行為を行う時はアメリカでの許可を取らなくてはいけません。イギリスの医師免許は、旧植民地の国すべてで使えるそうです。


 医学部入学前にすべきことは?
 

入学前にすることは特別ないと思いますが、もしも入試で生物と化学のどちらか一方の選択であった場合は受けていない方の勉強をしておいた方がいいと思いますよ。医学部の6年間は英語・数学・生物・化学は必ず必要です。もちろん、卒業後もいります。基礎がないと講義についていけない場合もあるかもしれません。